「学術文化同友会:アルスの会」
学術文化同友会:アルスの会は、わが国の学術文化について「民」の立場から何ものにも遠慮せず自由な心で意見を交換し提言や、問題提起を行うグループの育成を目指します。
小林様、益川様 ノーベル賞受賞おめでとうございます。 (2009.1.1)
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お祝いの記事: 「小林・益川ノーベル賞受賞 - 20世紀学術研究体制の勝利」をご覧下さい.
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アルスタウンミーティング@京都 (2009.7.22)
J. J. ルソーの考えはその後に起こった産業革命について否定的でありました。彼はフランス, ディジョンのアカデミーの1750年度懸賞論文に応じて「学問芸術論」を発表して一躍有名人になり、思想家としての生涯を過ごしました。 岩波文庫にも収録されているこの小論文は、その後の ルソーの思想の起点となりました。 アカデミーの懸賞課題は「学問と芸術の復興は、習俗の純化に寄与したか」ということでした。ルソーはこの課題に対し否定的な論を展開しています。ルソーの論は、18世紀以前の歴史に基づいていますが、読んでいるうちに、21世紀の今日に体験している状況の批判を聞かされているように感じました。「知識よりも徳を重視する」ルソーの精神は、「文化としての学術を護る」という本会の精神と重なり合っています。 「徳」が消滅する、「魂」が腐敗するというルソーの指摘は、まさにわれわれの目の前の世界に当てはまることです。タウンミーティングで意見を交わしたいと思います。 (中井浩二) |
「アルスの会」創設時のアピール(2005.10)
科学技術基本法制定直後の1997 年5月に「21世紀の学術と科学技術」と題する リンクス・リセウム シンポジウムが開催された。参加者は新しく展開する科学技術政策に期待を抱きつつ、一方で、従来の研究者主導の下に進められて来た学術政策の将来に不安を感じていた。シンポジウムでは、特に学術の文化的・精神的側面の重要性が強調された。 それから10年が経ち,二期にわたる科学技術基本計画の実施によって研究の活性化は国策事業として一定の成果を挙げている。しかし「文化としての学術」に対する施策は如何であろうか? 理科系・文科系を問わず当該分野の研究者には不安が広がっている。国策的な視点に重きを置く新体制の下では研究者の意見・意思を反映するルートが著しく狭くなっている。「民」の意見を汲み上げ活かす組織の育成が強く望まれる。 斯かる状況を打破し「文化としての学術」を護るため、学術文化同友会を創設したい。同友会は会友による自由で健全な意見の交換・討論の場を作り、建設的 な問題提起・提言をまとめて社会に訴える力を持った組織に育てたいと考える。 同志の方々の積極的な参加を期待する。 |
18世紀初頭までは、サイエンスもアートも無かった。これらは全体としてアルスと呼ばれていた。しかし、科学が専門化して異常な成功を収め、産業革命 によって社会構造までが変わった時、アンチテーゼとしてアートが生まれたのである。 (伊達宗行「アルスの崩壊」東北大出版会会報 1997年3月) 科学が地球をも変えられる、となった今日、“科学者による自己最適化”はもはや許されなくなった。 科学全体がアルスへの回帰を考えるべき時期に来ていると思う。それが、「文化としての学術」という、すわりの悪い言葉に対する提言である。 (特別会員: 伊達宗行) |
アルス・フォーラム アルスの論説
「アルス・フォーラム」No.1(2005.10):文化としての学術を護る、アルスへの回帰
「アルス・フォーラム」No.2(2005.12):"知"の教育より"智"の教育を
「アルス・フォーラム」No.3(2006.04):活動の基礎 - 科学者の心に訴える
「アルス・フォーラム」No.4(2007.07):新時代の学術振興にかかわる5つの提言について
「アルス・フォーラム」No.5(2008.01):餃子店「京都珉珉」の創業者 古田安氏の高貴な精神
「アルス・フォーラム」No.6(2009.01):「小林・益川ノーベル賞受賞」- 20世紀学術研究体制の勝利
「アルス・フォーラム」No.7(2009.02):"智"の教育
「アルス遊学塾」の創設の提案

アルスの会は2005年10月に旗上げし、伏見康治先生を名誉会長に仰いで活動してきました。かつて、 伏見先生が主宰なさっていた